【食中毒発生情報】熊本市中央区

熊本市内の飲食店で提供された食事が原因の食中毒事故が発生いたしました。
下記に報道資料(抜粋)を掲載いたします。

【報道資料】
本日、食中毒発生に伴い飲食店への営業停止処分を行いましたので、お知らせします。
なお、同施設は、食中毒の原因施設として、平成29年5月29日付けで営業停止の処分を行った施設であり、
保健所から衛生指導を行ったにもかかわらず、営業再開後、再び食中毒を発生させたものです。
1 概要
 (1)探知
    平成29年6月8日(木)9時頃、電話で「会社の同僚11名で熊本市内の飲食店を利用したが、
    その後、下痢、腹痛等を発症して医療機関を受診した。医師より、細菌性食中毒が疑われると診断された。
    参加者全員が同様な症状を発症しており、数人は医療機関を受診している。」旨の連絡がグループの
    代表者から熊本市保健所にありました。
 (2)調査
    調査の結果、当該グループは11名で平成29年6月2日(金)に同じ飲食店で食事をしており、
    8名が6月3日(土)から6月5日(月)にかけて下痢、腹痛等の食中毒様の症状を訴え、
    その有症者8名のうち4名が医療機関を受診していることが判明しました。
 (3)決定
    有症者8名の共通食は当該飲食店での食事のみであり、また、有症者便の検査結果、有症者の喫食状況や発症状況、
    当該飲食店での調理状況から、この飲食店の食事を原因食品とする食中毒と断定し、この飲食店に対して営業停止を命じました。
2 有症者の状況
 (1)発症日時
    平成29年6月3日(土)15時(初発)
 (2)主な症状
    下痢、腹痛
 (3)喫食者数
    11名
 (4)有症者数
    8名(有症者の年齢22歳~42歳) 内訳男性:6名、女性:2名
 (5)その他
    医療機関受診者4名(入院者0名) 有症者はいずれも快方に向かっています。
3 原因食品
  6月2日(金)に当該飲食店で提供された焼鳥(20時30分頃喫食)
4 病因物質
  カンピロバクター
5 原因施設
 (1)名称(屋号・商号)
    おん鶏
 (2)業種
    飲食店営業(一般食堂)
 (3)営業者氏名
    中山義也
 (4)営業所所在地
    熊本市中央区手取本町3-14MKビルB1
6 措置等
  営業の自粛 平成29年6月12日(月)
  営業停止  平成29年6月13日(火)から6月15日(木)までの3日間

今回の食中毒の原因物質は「カンピロバクター」と断定されました。
「カンピロバクター」は家畜、家きん類の腸管内に生息し、食肉(特に鶏肉)、臓器や飲料水を汚染します。
乾燥に極めて弱く、また、通常の加熱処理で死滅します。
対策としては
○食肉は十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)を行う。
○食肉は他の食品と調理器具や容器を使い分けて処理や保存を行う。
○食肉を取り扱った後は、手を洗ってから他の食品を取り扱う。
○食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌・乾燥を行う。
その他、厚生労働省のサイトに詳しく解説されておりますので、こちらをご確認ください。

下表は昨年度、日本食品衛生協会で取り扱った、カンピロバクターが原因の賠償事例(施設消毒費用、休業補償含)の一部です。

場 所 発生日 状 況 被害者数 支払共済金
東京都 平成27年04月02日 提供した料理によるカンピロバクター食中毒   701,643円
長野県 平成26年05月29日 患者1人がギランバレー症候群を発症の為
長期入院
  8,012,001円
大阪 平成27年04月17日 提供したとり肉のタタキによる食中毒 12名 756,657円
神戸市 平成26年05月12日 提供したとり肉のタタキによる食中毒
患者1人がギランバレー症候群を発症の為
長期入院
4名 5,062,348円













このように患者数は少ないものの、重症化によって賠償額は非常に高額になります。
上記の事例では、多額の賠償金が発生していますが、 すべて食品営業賠償共済金にて対応しております。
食品営業賠償共済にご加入していない場合、すべて営業者の責任において 対応しなければなりません。
店舗、営業者、従業員の皆様の生活を守るためにも、万が一に備え食品営業賠償共済へのご加入をお勧めいたします。
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2017年06月14日